前提 その②

竹刀でのルールある試合では、面、小手、胴ときれいに打ち込んで一本です。
ゆえにその枠組みの中でテクニックを磨き、勝つすべを勉強します。
それは競技体系としての一つの形です。
門外漢から見ても厳しく険しい世界であることは容易に想像がつきます。

標準的な日本刀の重量で1.2キロ以上です。
その剣を振れば剣尖にはその6倍の遠心力がかかります。
人の骨肉を断つには何の苦労もいらない勢いが刀身に乗るのです。
わずかに触れるだけで皮肉は斬れるということです。
鍔越しに拳をわずかに削っただけでも、勝敗に重大な影響を与えます。
体のどの部分であろうと、斬ってさえしまえば著しく戦力を奪います。
技量の巧拙のみでは計れない、不慮の事故の恐れもあります。

「合氣道は皮一枚惜しむ」

我々が己を磨く土壌は前述の前提があります。
しかも対複数で、ルールはありません。

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